独立行政法人国立病院機構新潟病院
病院長 中島 孝先生

患者中心の医療実現のため、
診療情報の一元化・共有化を可能に

国立病院機構新潟病院(新潟県柏崎市)は、2004年に国立病院機構(NHO)に移行、急性期一般(58床)と専門医療のための障害者一般(292床)の350床を有します。通常の医療スタッフに加え、リハビリスタッフ、心理療法士、MSWなど約500人の職員により多専門職種のチームケア、リハビリテーション医療が実践されています。患者中心の医療サービスの提供を基本理念としており、職員一丸で取り組んでいます。


導入システム

PACS レポート 検像 ポータル 遠隔読影




導入の経緯

2006年フィルムレス化に際し、画像を一元管理するため院内全てにPSPのPACS「EV Insite」を導入いただきました。同時期にNPO法人新潟画像診断センターへの遠隔読影依頼を開始するにあたり、PSPの遠隔読影システムも導入。2年後の2008年には、PSPの検像システム「EV Confirm」、レポートシステムに「EV Report」が採用。放射線レポートシステム内に超音波用の入力パネルを用意し、ペンタブレット式モニタにより入力を簡易化致しました。
また、2014年にはポータルシステム「Portal Space Ace(PSA)」を導入することで、電子カルテ本体に取り込めない情報の一元管理を実現。具体的には、JPEG画像(眼底写真、病理画像、褥瘡写真、心電図)をPACSに、その他ファイル(リハビリ動画、患者持ち込み動画、生理検査結果、病理検査結果、紙カルテ画像)をPSAに保存管理を可能としました。PSAマトリックス画面を見れば、いつどの検査が実施されているかが一目で分かり、必要な結果を直ちに表示することできるようになりました。

導入の感想

中島 孝先生
画像を確実に保存・共有する方法として、2006年にPSPのPACSを導入しました。また、新潟画像診断センターへの遠隔読影依頼を開始するにあたり、安全なシステムの構築を実現できたこともシステム選定の理由の一つでした。 PSPのシステムは、静止画像と動画画像が同一のサーバで管理できたため、稼働時より超音波装置(US)がPACSに接続でき、動画像の保管と閲覧が容易にできるようになりました。褥瘡写真、心電図といったJPEG画像も、患者や検査の情報を付加して、DICOM画像としてPACSに取り込んでいます。
また、2014年に導入したPSPのポータルシステムによって、過去のカルテやデータを診察毎に取り寄せる必要がなくなりました。いつ、どのような場所にいても全ての多専門職種の職員が同時に業務をすすめることができるため、患者中心の医療を推進することに大変役立っています。
今後もBCP、地域連携、ワークライフバランスといった当院の計画に従い、予算とタイミングを加味してシステムを発展させていきたいと考えています。PSPのもつ地域医療連携や緊急時画像参照システムも検討したいと思っています。

< 2019年取材 >

参考文献 : 月刊新医療2019年10月号「特別寄稿 情報システムを病院の推進力にする」中島 孝先生
参考URL : 国立病院機構 新潟病院ウェブサイト https://niigata.hosp.go.jp/

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