2025.11.25展示会情報
PSP株式会社 関西ユーザ会2025 2025年10月4日(土)
この度、関西地区のユーザ様を対象としたユーザ会を大阪御堂筋ビルにて開催いたしました。本ユーザ会は、ユーザ同士の交流を深めていただくとともに、製品の活用事例やPSP製品の今後の開発計画を共有する場として企画いたしました。当日は多くのユーザ様にご参加いただき、活発な意見交換が行われました。ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。
実際のユーザ会の様子を以下報告いたします。
■ プログラム
特別企画
Radwisp
「肺の動きの見える化:肺機能動態・非造影肺血流動態可視化解析プログラムについて」
公益財団法人がん研究会 有明病院
画像診断部 医長
阿部 武彦 様
がん研究会 有明病院の阿部 武彦 様からは、株式会社メディオットの肺機能および肺動脈血流の医療ソフトウェア「Radwisp」についてお話しいただきました。
肺の血流や呼吸の動きを可視化する新しい検査ツールとして、「Radwisp」の解析原理、実際の解析結果、臨床的な価値、保険適用の可能性などについてご紹介いただきました。
造影放射線薬剤を使用せずに肺血流を可視化できる「Radwisp」は、非侵襲的かつ低被ばくでの検査が可能であり、肺の動的機能の評価や治療効果の判定に貢献する技術として、参加者の高い関心を集めました。
ユーザ様による事例紹介
「地域予約システムTONARIの運用方法と取り組みについて」
公益社団法人日本海員掖済会 神戸掖済会病院
放射線科技師長
羽田 健一郎 様
神戸掖済会病院の羽田 健一郎 様からは、地域医療連携サービス「TONARI」の運用事例についてお話しいただきました。
「TONARI」は、画像検査予約や画像診断レポートの閲覧をインターネット経由で行えるサービスで、24時間リアルタイムでの予約枠の空き状況の確認、画像やレポートの閲覧が可能です。TONARIの導入により予約の効率化や、画像参照用のCD作成業務の削減など、業務改善の成果が得られたほか、地域医療機関との連携強化にもつながり、その結果検査件数と参加施設数は年々増加していることをご紹介いただきました。
また、導入にあたっての課題や地域医療機関への普及に向けた工夫についても発表いただきました。
当日は弊社社員より、今後の製品開発計画(PACS、レポート、RIS、検像、統合検査情報)のご説明、パーソナルヘルスレコード「NOBORI PHR」を紹介しました。また、株式会社A-Lineよりクラウド型線量管理システム「MINCADI」についても紹介しました。
■ 終わりに
この度はユーザ会にご参加いただき、誠にありがとうございました。皆様から直接ご意見を伺うことができ、大変貴重な機会となりました。また、温かい励ましのお言葉も頂戴し、心より感謝申し上げます。今後もより良いサービスの提供を通じて、皆様の業務効率化と医療の質の向上に貢献できるよう努めてまいります。
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