オンラインで検査予約・結果公開

医療法人社団恵生会 上白根病院様
放射線科    米光 孝喜技師長
上白根病院は、神奈川県横浜市に位置する一般病床150床の急性期病院(DPC対応)。 常勤医のいる診療科は外科、内科、整形外科、脳神経外科、眼科、麻酔科、放射線科。地域の中心となる病院として、いつでも安心できる医療を心をこめて提供することが病院の理念である。
画像診断に関しては、3T MRIや80列CTを有し地域での共同利用を進めている。オンラインでの検査予約・結果公開の仕組みとして、PSPの「Portal Space Ace PLUS」を導入した。
オンライン予約システムを使用して上白根病院へ検査予約をしている連携施設からは、
  1. 従来の予約方法と比べて予約完了までの時間が短くなった
  2. いつでも予約が出来て便利
  3. 予約の空き状況がすぐにわかる
  4. 画像もオンラインで患者さんの来院前に参照できて便利
  5. CDのように読み込む時間を待つ必要がない
といったご感想をいただいている。
導入の感想

放射線科    米光 孝喜 技師長

「オンライン予約システムの導入の経緯について伺います。」

当院は地域密着型の病院として診療所の先生方と連携して医療を提供しています。従来は、電話で予約を受け、検査後に画像をCDに焼いてお渡しする、というシステムでした。 ただ、所見があったときに画像を実際に一緒に見ながら所見を伝えることができない、CDを受け取った患者さんが依頼施設に持っていくまでのタイムラグがある、というところに問題を感じていました。
そこで、ICTを使いオンラインで画像を見ることができれば、診療所の先生方にも患者さんにもメリットがあるので、PSPのオンライン予約システム「Portal Space Ace PLUS」の導入を決めました。

「PSPのオンライン予約システムの運用状況についてお聞かせください。」

検査予約は、オンライン予約と電話予約の併用という形で運用し、放射線科で管理しています。診療所から依頼していただいたら、当院の放射線科で検査オーダーを出します。 検査種別としてはCTとMRIの予約を受け付けています。造影検査はあまりないですが、読影医が造影の必要があると判断すれば造影のオーダーをする場合もあります。
検査の実施後は、極力早いタイミングで依頼された先生に検査画像をオンラインで公開しようという方針です。 ただ、検査後すぐというのは難しいので、例えば午前中の検査は午前中の検査が落ち着いたところで紐付けをして依頼された先生に公開する、という運用を取っています。 基本的には至急検査、至急読影ということはあまりないため、このような運用をしています。
所見は、読影したものを極力早く公開するように心がけています。翌診療日までには読影を完了させ、オンラインで所見を見てもらえるようにしています。

「導入後の変化があればお聞かせください。」

患者さんの立場から言うと、事前に当院に患者情報などが入ってきているので、来院から帰宅までの時間が短縮されていると思います。 受付からオーダー発行して検査に入るまでは検査の混み具合にも依存するので何とも言えませんが、検査が終わってからレポートやCDを渡したりしないので、お会計が終われば帰れます。 その部分は確実に短縮されています。
当院としても、予約検査の患者情報などが事前に分かっているということはメリットです。 例えば検査の依頼内容も部位だけでなく細かいコメントまで分かるので、手技を事前に準備しておけます。今までは紹介状を見て、実は電話で聞いていたのとは違う依頼内容というようなこともありました。 患者さんが来て初めて分かっていた情報が、患者さんが来る前に分かるというのは、ありがたいなと感じています。
依頼してきた施設側でも、患者さんがCDを持ってきてその場でパソコンに取り込んで見るのでなく、患者さんの来院予定に合わせて事前にオンラインで公開された画像やレポートを見るということができます。 そういったメリットを有効に使っていただきたいなと考えています。

「今後のご展望をお聞かせください。」

オンラインでの予約を気に入っていただいた先生には有効にご活用いただいていますし、予約検査数も増えているので、システムを導入して良かったと感じています。 今後も、賛同していただける診療所の先生が増えていくことと期待しています。
これからは電話やパソコンでのオンライン予約だけでなく、タブレットやスマートフォンで検査予約・結果参照を利用できれば、より利便性が高まるのではないでしょうか。
また、紹介いただいた患者さんの経過や治療状況を把握していただけるように、この連携システムを拡張して退院サマリーや処方内容や検査内容を載せるように連携を広めていければと考えています。

< 2017年取材 >